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会社や法人には様々な種類があり、会社や法人を設立する際は、自分の行う事業にあった会社・法人形態を選択する必要があります。

会社や法人の中で、よく選択されている会社・法人形態は次の４つです。

●株式会社
株式会社は言わずと知れた会社形態です。株式を発行して資金を調達し、その資金をもとに事業を運営していきます。

株式会社の特徴としては、社会的認知度が高く、社員の責任が間接的（間接有限責任）という点にあります。社会的認知度が高いことで、他企業との取引がスムーズに行きやすく、金融機関からの融資が比較的受けやすいというメリットがあります。また、社員は間接有限責任しか負わないので、広く資金を集めることができます。

株式会社の設立件数は、ほかの会社形態と比べて圧倒的に多く、起業する方の多くが株式会社を設立しているといえます。よって、会社設立と言えば、一般的に株式会社を設立することになるでしょう。

●合同会社
近年、設立件数が飛躍的に増えている会社形態が「合同会社」です。

合同会社は、持分会社の一つであるため、出資者自らが会社の経営に携わります。合同会社の特徴として、設立コストが低く、また柔軟な機関設計が可能という点が挙げられます。株式会社と比べて、設立費用が掛からず、また比較的簡単な手続きで設立できます。

合同会社を設立する方は年々増えていっているため、一度検討してみるのもよいでしょう。

●一般社団法人
一般社団法人は、2008年12月1日から施行された「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」により、設立ができるようになった比較的新しい法人です。

一般社団法人は非営利法人の一つで、余剰利益を法人の構成員で分配しないという特徴があります。また、公益認定は不要なので、設立の際、所轄庁の許認可は必要ありません。さらに、NPO法人とは異なり、その活動内容に制限はありません。

●NPO法人
NPO法人の正式名称は、「特定非営利活動法人」といいます。

NPO法人の活動内容は、特定非営利活動促進法に定められている20の分野に制限されており、また設立に約半年を要するなど、設立に手間暇がかかる法人といえます。その代わり、政府・自治体に認証を受けた法人として社会的信頼が高いといえます。

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