受託者と受益者とは
家族信託にはいくつかの登場人物が存在しています。その中でも重要なのが受託者と受益者です。両者は家族信託においてどのような役割を果たすのでしょうか。
・受託者
受託者は委託者から財産を託され、管理運用する人物のことを指します。契約の内容によっては財産の処分なども可能になっています。このような契約の内容に基づいた受託者の大きな権限が家族信託の特徴の一つです。運用などで得られた利益は受益者へと還元されていきます。また、受託者は信託財産と自身の財産を明確に分ける義務も発生しています。受託者は権限の分責任も大きく、そうしたことから、家族信託では信頼のおける身近な人物へと財産を託すことが一般的なのです。
・受益者
受益者は受託者によって管理運用されている財産から生じる利益を受け取る人物のことです。受益者は委託者と同一であることが一般的ですが異なる場合も存在しています。例えば受益者連続型信託等では当初の受益者から条件によって受益権が移り変わり、委託者とは異なる人物となっていきます。
当事務所は、川崎市、稲城市、町田市、世田谷区を中心に一都三県で家族信託に関する様々なお悩み・ご相談にお応えします。「家族信託を行う上でどのような役割が必要なのか」「受託者にはどのような責任や権限があるか教えてほしい」といったご相談は当事務所までお気軽にご連絡ください。当事務所所属の司法書士は、家族信託について豊富な知識と経験があるので、お困りの際は当事務所へご相談下さい。