044-959-3136
対応時間
平日 9:00~18:00
定休日
土・日・祝日

事前予約で時間外対応可能

【司法書士が解説】連絡が取れない相続人がいる場合の対処法/司法書士栗原博延事務所

司法書士栗原博延事務所 > 相続・遺言 > 【司法書士が解説】連絡が取れない相続人がいる場合の対処法

【司法書士が解説】連絡が取れない相続人がいる場合の対処法

人が亡くなると、相続が開始されます。

相続人は被相続人(亡くなられた方)の権利や義務の一切を承継します。

例えば、被相続人の遺言がない場合には、相続人同士が話し合って、誰がその財産をどのくらいの割合で承継するのか、といったことについて決める必要があります。

しかし、行方不明や連絡が取れない相続人がいる場合には、話し合いをすることができません。

ここでは、連絡の取れない相続人がいる場合の対処法について、詳しく解説していきます。

相続開始後の手続きの流れ

被相続人の遺産を相続人同士で分け合うこと遺産分割といいます。

遺産分割は、遺言によって相続方法が指定されている場合には、それに従ってなされることになります。

しかし、遺言がない場合は、相続人全員の関与の下で話し合いを行う必要があります。

これを遺産分割協議といいます。

遺産分割協議では、誰がどの財産をどのくらいの割合で引き継ぐのかについて、全員の合意の上で決定しなければなりません。

そのため、1人でも連絡の取れない相続人がいると、その人抜きで遺産分割協議を進めることができないため、手続きが滞ってしまうのです。

連絡の取れない相続人がいる場合の対処法

連絡が取れない相続人がいるという状況は、連絡をしても無視されてしまうためにやり取りができない場合と、そもそも連絡がつかず居場所も分からない場合とに分けることができます。

それぞれ対処法が異なるため、説明していきます。

 

まず、連絡をしても無視されるケースでは、親族同士が疎遠であったり、不仲であったりすることが多くあります。

その場合には、話し合いを行わないと相続手続きが進まず、家庭裁判所において調停や審判をすることになる旨を伝えましょう。

裁判所を介した手続きを行うことは、時間や手間がかかり、お互いのためになりません。

できる限り速やかかつ穏便に手続きを済ませるために連絡を取れるように説得することが大切です。

 

連絡がつかず居場所も分からないケースでは、最初にその人の住所を調査します。

しかし、その住所には住んでおらず、なお行方が分からないということもあります。

その場合には、不在者財産管理人や失踪宣告といった制度を活用しましょう。

相続・遺言に関するご相談は司法書士栗原博延事務所におまかせください

司法書士栗原博延事務所では、相続手続きをはじめとする幅広いご相談を承っております。

相続人同士のやり取りは、相続手続きにおいては不可欠です。

連絡の取れない相続人がいてお困りの際には、当事務所までお気軽にお問い合わせください。

司法書士栗原博延事務所が提供する基礎知識

  • 相続登記の義務化はいつか...

    2024年4月1日から相続登記は義務化されることとなりました。本稿では、相続登記とは何かといった点や、相続登記義務化が適...

  • 不動産のみの遺産分割協議...

    遺産分割協議書は、相続人全員で遺産の分割方法を話し合った場合に、その内容を書面に書き記したものをいいます。そのため、単独...

  • 【司法書士が解説】合同会...

    本稿では合同会社設立の登記の申請における際の登記すべき事項について解説していきます。会社法には第914条の中にその規定が...

  • 法定後見の問題点

    遺産分割協議を行う際に、相続人に一人でも未成年者や精神疾患等で意思能力が欠如している者がいれば、成年後見人を付ける必要が...

  • 家族信託の手続きと流れ

    家族信託の主な流れは以下の通りです。 ・事前相談信託の相談ではなく、問題や何をした以下の相談を行います。家族信...

  • 家族信託でかかる費用

    家族信託とは、自分(委託者)の財産を家族や親族の他の誰か(受託者)に委託することをいいます。委託することで、受託者による...

  • 不動産の信託とは

    家族信託では不動産の様な財産も信託することが可能です。成年後見制度などでは認知症等になってしまった後簡単に後見人の裁量で...

  • 会社設立の登記

    会社法49条によれば、株式会社は、その本店の所在地において設立の登記をすることによって成立します。設立の登記の申請につい...

  • 不動産の抵当権抹消登記

    相続する遺産の中に抵当権が付いた不動産が相続される場合があります。抵当権とは、金融機関等に借金をする場合に債権者側(金融...

  • 公正証書遺言

    公正証書遺言とは、遺言者が公証役場に出向き、遺言の内容を公証人に口頭で伝え、それに従って公証人に作成してもらうものをいい...

よく検索されるキーワード

代表司法書士紹介

司法書士
栗原 博延(くりはら ひろのぶ)
ご挨拶
新百合ヶ丘駅から歩いて3分の司法書士事務所です。地元に密着して20年、相続登記や不動産登記、会社設立など、身近な司法書士としてお役に立ちます。ご自宅などへの出張も承っています。ご予約はお早めにどうぞ!!初回ご相談無料ですのでお気軽にご相談ください。
経歴

1971年生まれ

大学在学中、司法書士を目指し、1994年司法書士資格取得

1998年 栗原博延司法書士事務所 開設

所属

神奈川県司法書士会

事務所概要

名称 司法書士栗原博延事務所
所属 神奈川県司法書士会
代表者 栗原 博延(くりはら ひろのぶ)
所在地 〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1丁目8-1-402
電話番号/FAX番号 TEL 044-959-3136 / FAX 044-959-3137
アクセス 小田急線・新百合ヶ丘駅北口徒歩3分 横山ビル402
対応時間 平日 9:00~18:00 ※事前予約で時間外対応可能
定休日 土・日・祝 ※事前予約で対応可能